設備保安の基礎知識｜株式会社環境ネットワーク

設備保安の基礎知識

設備設計からの配慮が必要

アレイの設計

太陽電池アレイの特徴として、1部が日陰になった場合、出力が最も低いパネルに合わせられてしまう。
※太陽電池アレイ（たいようでんちあれい）とは、複数の太陽電池モジュール（太陽光発電モジュール）を組み合わせることにより必要な発電量を確保する塊のこと

パネルの角度調整

通常の屋根設置に関しては、4寸(21.8度)や5寸(25.6度)などの予め定められた角度が存在しますが、野立てに関しては架台によって自由に角度が設計できるため、10度～40度まで様々な設置角度が設定出来ます。
設置条件によってそれぞれ検討の必要があります。

10度　借地等でより多い枚数を敷設したい場合
20～40度　自社所有地で比較的余裕を持って設置可能な場合
40度　積雪地域、北海道・東北などで設置する場合

※参考(数値は概算となります)
発電比率：30度を100として、10度94.3、20度98.2、40度99.7
敷設比率：30度を100として10度190、20度150、40度80

太陽光はメンテナンスフリーではない

一般的に屋根設置の場合、こまめにチェックをすることが実際には不可能であり、通常は「メンテナンスフリーです」というセールストークがまかり通っているのが現状です。
野立てに関してはメンテナンスが比較的容易であり、定期的な点検を施すことにより、早期の不具合のチェックや設備の長寿命化にも繋がる重要なポイントになります。