系統連系の基礎知識
区分について
低圧
交流 |
直流 |
太陽光連係区分 |
600V以下 |
750V以下 |
50kW未満 |
高圧
交流 |
直流 |
太陽光連係区分 |
600Vを超え7000V以下 |
750Vを超え7000V以下 |
50kW以上2M未満 |
特別高圧
交流 |
直流 |
太陽光連係区分 |
7000Vを超えたもの |
7000Vを超えたもの |
2M以上 |
電圧区分の概念
- 低圧→使用場所の設備に使用されている電圧
- 高圧→配電線に使われる電圧
- 特別高圧→送電線に使われる電圧
低圧連携のメリット・デメリット
メリット
- ランニングコストの軽減(一般用電気工作物としてみなされ、主任技術者の専任等が不要)
- イニシャルコストの軽減(高圧キュービクルの設置が不要)
- 設置期間の短縮(連携協議の簡略化)
デメリット
- 地産地消電力の為、設置場所によっては出力抑制がかかる場合もある。
- 1拠点で1メーターの制限があり、同一地域に複数個所を保持できない。
※地域を変えれば複数箇所も可能だが、管理が煩雑になる
高圧連携のメリット・デメリット
メリット
- 投資金額が多い場合、同地域で一括管理が出来、リターンも増加する。
- 保守管理が義務付けられており、設備の安定運転が可能になる。
デメリット
- ランニングコストがかかる。(自家用電気工作物としてみなされ、主任技術者の専任が必要)
- イニシャルコストがかかる。(高圧受電設備キュービクルの設置が必要)
- 設置期間がかかる(長期にわたる詳細な連携協議)
売電開始までのおおまかな流れ
低圧
順序 |
内容 |
1 |
売地・貸地の交渉 |
設置場所の確定 |
2 |
現地調査 |
所轄電力会社への問い合わせ |
3 |
高圧・低圧の判断 |
図面作成 |
4 |
部材・工事見積もり所得 |
回収シミュレーション作成 |
5 |
所轄電力会社への事前相談(窓口) |
簡易回答受領 |
6 |
施主様と相談(配置回収計画等) |
申し込み・プランの確定 |
7 |
経産省へ設備認定申請 |
単線結線図等資料作成 |
5 |
所轄電力会社へ接続検討申し込み |
高圧の場合21万円振込 |
9 |
受給・需給契約申込書提出 |
受理・売電金額の確定 |
10 |
パネル等設置工事開始 |
設備取得 グリーン投資基準時 |
11 |
系統連系 |
売電開始 |
高圧
順序 |
内容 |
1 |
売地・貸地の交渉 |
設置場所の確定 |
2 |
現地調査 |
所轄電力会社への問い合わせ |
3 |
高圧・低圧の判断 |
図面作成 |
4 |
部材・工事見積もり所得 |
回収シミュレーション作成 |
5 |
所轄電力会社への事前相談(窓口) |
簡易回答受領 |
6 |
施主様と相談(配置回収計画等) |
申し込み・プランの確定 |
7 |
経産省へ設備認定申請 |
単線結線図等資料作成 |
5 |
所轄電力会社へ接続検討申し込み |
高圧の場合21万円振込 |
9 |
受給・需給契約申込書提出 |
受理・売電金額の確定 |
10 |
パネル等設置工事開始 |
設備取得 グリーン投資基準時 |
11 |
運用申合せ書締結 |
|
12 |
系統連系 |
売電開始 |